クッション言葉のマジック
こんにちは。。
今日は小雨が降っています。あなた様のお住まいはどんなお天気ですか?
先日、お客様からご相談を受けました。
転職して一か月経ったとおっしゃるそのお客様のお悩みは、電話に出ると相手の方の会社名と個人名が聞き取れなくて困っているという内容でした。
人見知りなところもあるのでまだ社内に相談できる人もいないとのこと。
どんなフレーズで聞き返せばよいでしょうかというご相談でした。
あなた様なら、このお悩みどう解決されますか?
「クッション言葉」という言葉があります。ご存じでしょうか。知らない方もなんとなく想像できるかもしれませんね。これは、相手に対してお願い事をしたり、お断りをしたり、質問するときなど、言いにくいことの前に一言添えて、相手への気遣いを示す言葉のことです。
ストレートに言ってしまうときつくなりがちな言葉の衝撃をやわらげてくれる働きがあります。「クッション言葉」を使うことで相手への配慮や思いやりを示すことができ、言いにくいことも言いやすくなります。
忙しい人に頼みごとをするときや逆に相手の要望を断るとき、「申し訳ない」と感じたことはないでしょうか? そんなときでも「クッション言葉」を使うと、相手の気持ちを和らげるだけでなく、自分自身の気持ちの負担も軽減できると言われています。
ご相談者様にこのお話をしましたら、初めて聞いたとのことでした。
実は、聞き取れなかったときに、聞こえたふりをする方もいらっしゃいます。
用件を伝え会話が終わるころに、「どちら様でしたでしょうか」と訊かれた経験はありませんか?
ちょっとビックリです。(~_~;) 誰かわからずにここまで話してたんか~い?!?!?!と思っちゃいますよね。
今回のご相談者様は、とても素直で健気な方で、私もとても和む時間を持てました。きっと素敵な応対ができるようになられるんだろうなぁと確信しました。
電話でのご相談だったのでお会いしたこともないけど、熱心にメモされ「さっきのところもう一度教えてもらえますか」と。。。。「かわいい~!!」「こんな娘が欲しい~」と心の中で叫んだ私、笑笑
「クッション言葉」に戻ります。
じゃあいったいどんな言葉が「クッション言葉」なのでしょうか。。。いろいろありますよ。
「恐れ入りますが」「申し訳ございませんが」「お手数ですが」「差し支えなければ」「失礼ですが」「せっかくですが」「あいにくですが」等々です。
お願い事、お断り、質問するときなどシーンに合わせてふさわしい言葉を使い分けると良いでしょう。
それから、聞き取れないときに、「はいっ?!」とか「えっ?!」とか言うのは、NGです。それは、家族とか友人など親しい方だけにしておきましょう。この口癖が多い方、結構お見受けします。悪い癖は簡単についてしまいますので、電話応対をされる方は気を付けたいですね。「恐れ入りますがもう一度お聞かせ願えますか」とやんわり優しくお願いしましょう。
もし個人名だけは聞き取れたというような場合は「山田様でいらっしゃいますね。恐れ入りますが会社名をもう一度おっしゃっていただけますか」と、聞き返してみるといいと思います。
「クッション言葉」。普段の生活の中でも取り入れてみると、コミュニケーションがうまくいくこと間違いなしです。親しい人に「ちょっとそれ取って!」だけ言うのと「使って悪いけどそれ取ってもらっていい?」と言うのとでは、全然違いますよね。
こんな風に言われたら、取ってあげたくなるのが人情じゃん!(^^)!って思いませんか?
それからご相談者様には、「もう少し周りの雰囲気に慣れてからでいいので、よく電話がかかってくるお取引先の会社名を、先輩や上司の方に教えてもらったらいいと思いますよ。リストにしてときどき見返すと、頭に入っていくので聞き取りやすくなると思います。」とも伝えました。「そうですねぇ。早く慣れるようがんばります」とおっしゃっていただきました。人見知りで健気でかわいい相談者様にエールを送ります(^_^)/~
ご相談者様と、読んでくださったあなた様に心から感謝します。本当に本当にありがとうございます。
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